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京都の木で家をつくる
地元の木を使うことが、森を元気にします。
京都府は、豊かな森に覆われ、古くから林業が営まれてきました。
しかし、外国の安い木材に押され、今、京都の森の木は、使われずに放置されています。
人が作ってきた森は、管理をしないと、ひょろひょろと細い木が密集し、太陽の光が地面に届かなくなります。
そして、土壌は痩せて生き物も住みにくく、災害が起こりやすい森林となります。さらには、森の水を蓄える機能や、二酸化炭素を固定するという機能が失われてしまうのです。
遠い外国から船とトラックで運ばれる木材は、その輸送時に膨大な燃料を燃やすことで、二酸化炭素を放出し、地球温暖化の原因となっています。
京都の森の木を使うことは、森を元気にし、地球温暖化の防止に繋がります。
そして何よりも、京都の気候に適した、健康的で丈夫な家を建てることが出来るのです。
ウッドマイレージCO2認証制度とは
森林は、大気中のCO2を吸収し、木材となった後も固定し続ける“CO2の缶づめ”と例えられる資源です。
また、木材は他の建築資材と比べて加工する時のエネルギーも少ない、環境に優しい資材です。
しかし、現在日本は森林が豊かなのにも関わらず、利用する木材の8割を海外から輸入しています。当然、輸送には大きなエネルギーがかかります。
木材の場合、輸送にかかるエネルギーは、製造にかかるエネルギーよりもずっと多いのが特徴です。つまり、温暖化問題を通して考えたとき、輸送を改善することは大きな意味を持ちます。
一方で、国内の森林(特にスギ・ヒノキの人工林)は、輸入されてくる外国産材に押されて利用されず、手入れもせずに放置されているところが増えてきています。もともと手入れをすることが前提で植林された人工林は、放置されることでどんどん荒れてきています。
その結果、生物多様性の低下、土砂災害の増加などが起こり、木材そのものの価値も低下してしまっています。
豊富にある国内の森林(資源)は利用されず荒廃し、多くのエネルギーを消費して海外から木材を輸入しているのが日本の現状です。
このような考えのもと、地域産の木材を、生産履歴とCO2排出量をきちんと表示し、消費者にお届けするためにウッドマイレージCO2認証制度はできました。
ウッドマイレージCO2認証制度では、素材生産者(森林の伐採)から加工・流通までの全ての段階で、京都の木を他の産地の木と分別管理しています。
ですから、産地がわかり、流通に携わった人の顔がわかります。
木材の産地に思いを馳せ、職人さんたちの伝統の技を感じる・・・こういったことを重要な価値だと考えています。
近くの木で家をつくるという、よくよく考えてみればごく自然な発想で家づくりをすることが、地域の森を豊かにし、温暖化を防止することに繋がります。
また、生産者の顔が見える、地域密着の家づくりをすることで、住まい手にとっても、満足のいく、永く住み続けられる家づくりができると考えています。
そういった住まいづくりを、ウッドマイレージCO2認証制度は応援します。
環境にやさしい京都の木の家づくり支援事業(緑の交付金)
京都の木(ウッドマイレージCO2認証木材)で、
京都府内に住宅や店舗、事務所などを建設した「緑の事業体」に対して、緑の交付金が交付されます。
内容 | 最大40万円交付 (1m3あたり1万円) |
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対象建築物 | 住宅、店舗、事務所、児童福祉施設等 |
対象工事 | 新築、改築(リフォーム) |
対象地域 | 京都府内 |
交付対象 | 施工業者(緑の事業体) |
実施主体 | 京都府 |
高岡建材は、京都の木を他府県の木と分別して管理できていることを京都府に認められた事業者として
「京都府内産木材取扱事業体 」に登録されています。
京都の木(ウッドマイレージCO2認証木材)で家を建てようとお考えの工務店様はどうぞお気軽にお問い合わせください。
【詳しく知りたい方は…(関連リンク)】
京都府林務課のホームページ(きょうと森の通信局)
ウッドマイレージCO2認証制度ページ